「お母さんが施設に入ることになったんだけど、実家はどうしたらいいの?」
このようなご相談を、私たち「いちのみや空き家相談所」ではとても多くいただきます。親御さんの入居先が決まってひと安心したのも束の間、今度は「誰も住まなくなった家」という新たな課題が持ち上がってくるのです。今回は、施設入居をきっかけに空き家が生まれていく過程と、そのときにご家族が知っておきたいことを解説します。
多くの場合、施設入居後もしばらくは「いずれ戻るかもしれない」「まだ手をつけられない」という理由で、家財道具もそのままに実家が残されます。しかし、実際に自宅へ戻られるケースは少なく、そのまま誰も住まない状態が長期化していくことが少なくありません。
一宮市内でも、空き家となった主な理由として「所有者の施設入所・死亡」が上位に挙げられており、相続や転居と並んで空き家発生の大きなきっかけとなっています(一宮市空家等対策計画 P.9 より)。
人が住まなくなった家は、想像以上に早く傷みが進みます。換気がされず湿気がこもることで、木材の腐食やシロアリの発生、屋根や外壁の劣化が進行しやすくなるためです。
また、庭木の繁茂や郵便物の滞留などから、近隣の方に「空き家では」と気づかれやすくなり、防犯・防災面での不安にもつながります。一宮市でも、管理不全な空き家が近隣トラブルの原因となっているケースが報告されています(一宮市空家等対策計画 P.14 より)。
「親がまだ施設で過ごしているのに、家の話をするのは気が引ける」と感じるご家族もいらっしゃいます。しかし、実際には早めに方向性を考えておくことで、後々のご負担が大きく軽くなります。
例えば、
といった選択肢を、ご家族皆さんで話し合っておくだけでも、いざという時の判断がスムーズになります。相続が発生してから慌てて動くよりも、施設入居のタイミングで一度整理しておくことをおすすめしています。
まずは「今の実家がどのくらいの価値があるのか」を知っておくことが、話し合いの第一歩になります。売却するにしても、賃貸に出すにしても、資産としての現在地を把握しておくことで、家族間の意見もまとまりやすくなります。
私たち「いちのみや空き家相談所」では、地域の事情に詳しいスタッフが、ご実家の状況やご家族のご希望に合わせて、無理のない選択肢をご提案しています。
一宮市の空き家問題・ご実家のご相談は、株式会社PTアイランド(いちのみや空き家相談所)へお任せください。
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一宮市・稲沢市を中心に、愛知県・岐阜県の空き家に対応しています。
連載もくじ
一宮市の空き家問題を、はじめから読む
この記事は、一宮市の空き家問題を全30話で解説する連載の一部です。
人口動態から相続・売却・補助金まで、順を追って読めるようにまとめています。