「アパートなら次の入居者が決まればいいけれど、持ち家は誰も住まなくなったらどうなるの?」──ご実家の将来を考えるとき、こんな疑問を持たれる方は少なくありません。
一般的なイメージでは、賃貸住宅は空室が出てもオーナーが積極的に次の入居者を探すため、長期間放置されにくいと思われがちです。一方、持ち家は所有者の思い入れや相続の事情が絡み、なかなか手が付けられないまま時間が経ってしまうケースが目立ちます。
実際に一宮市の調査でも、空き家の多くは「个人所有の戸建て住宅」に集中していることが示されています(一宮市空家等対策計画 P.5 より)。賃貸経営として管理されている物件よりも、住んでいた方が施設に入られたり、亡くなられたりした後の「持ち家」が、空き家化のリスクを抱えやすい傾向にあるのです。
持ち家が空き家になりやすい背景には、いくつかの理由が重なっています。
一つは「所有者の意思決定に時間がかかる」という点です。賃貸物件であれば、オーナーは空室のままにしておく経済的損失を避けようと、比較的早く売却や賃貸募集などの判断をします。しかし持ち家の場合、思い出の詰まった住まいをどうするか、相続人同士の話し合いがまとまらないなど、決断までに何年もかかることがあります。
もう一つは「管理責任の所在が曖昧になりやすい」ことです。相続が発生した際、誰が名義人になるのか、誰が固定資産税を払うのかが整理されないまま放置されると、結果として空き家期間が長引いてしまいます。
一宮市の空家等対策計画でも、空き家となった主な理由として「所有者の死亡・入院・施設入所」が多くを占めることが報告されています(一宮市空家等対策計画 P.7 より)。これは賃貸住宅よりも、持ち家特有の事情といえるでしょう。
もちろん、賃貸住宅がまったく空き家にならないわけではありません。老朽化した木造アパートなどは、建て替えや取り壊しの判断がつかないまま空室が続き、結果的に「事実上の空き家」となってしまうこともあります。
ただし全体として見ると、一宮市内で確認されている空き家のうち、戸建て・持ち家タイプが多くを占めていることは、地域の実態調査からも読み取れます(一宮市空家等対策計画 P.5 より)。これは、賃貸経営の仕組みが空室リスクを早期に解消する力を持っている一方、個人の持ち家にはそうした仕組みが働きにくいことの表れといえるでしょう。
もしご実家が持ち家である場合、「まだ誰かが住んでいるから大丈夫」と思っていても、将来的に空き家化するリスクは十分に考えておく必要があります。
特に、ご両親が高齢になり、施設への入所や病院での療養が長引くようになると、住まいは急に「誰も住まない状態」へと変わってしまいます。そのときに慌てて対応を考えるのではなく、日頃から「もし空き家になったらどうするか」を家族で話し合っておくことが、将来の負担を減らす第一歩になります。
管理の方法、売却の可能性、活用の道など、選択肢は決して一つではありません。早めに情報を整理しておくことで、いざというときに落ち着いて判断できるようになります。
一宮市の空き家問題・ご実家のご相談は、株式会社PTアイランド(いちのみや空き家相談所)へお任せください。
「うちの実家は持ち家だけど、今のうちに価格を知っておきたい」という方には、スマホMap査定™が便利です。地図上でご実家の屋根をタップし、外観と玄関の写真2枚を送るだけで、売却価格の目安がLINEに届きます。
お名前や電話番号の入力は不要で、無料でご利用いただけます。現地への立ち会いも必要ないため、遠方にお住まいのご家族でも気軽にお試しいただけます。
https://ptild.com/map-satei
スマホMap査定™
ご実家、いくらで売れる?
地図で屋根をタップするだけ。
スマホの地図でご実家の屋根をタップし、外観と玄関の写真2枚を送るだけ。
売却価格の目安をLINEでお届けします。
お名前・お電話番号のご入力は不要。無料でお使いいただけます。
現地の立ち会いもいりませんので、遠方にお住まいの方でもご利用いただけます。
一宮市・稲沢市を中心に、愛知県・岐阜県の空き家に対応しています。
連載もくじ
一宮市の空き家問題を、はじめから読む
この記事は、一宮市の空き家問題を全30話で解説する連載の一部です。
人口動態から相続・売却・補助金まで、順を追って読めるようにまとめています。