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2026年08月23日
一宮市の空き家は16,920棟-5年で減った理由
# 第5話「一宮市の空き家は16,920棟-5年で減った理由」
こんにちは。いちのみや空き家相談所です。
「実家の空き家、一宮市にはどれくらいあるんだろう」「うちだけじゃないはずだけど、実際どうなの」——そんな漠然とした不安をお持ちの方に向けて、今回は一宮市の空き家数の“数字の裏側”を丁寧に読み解いていきます。
## 一宮市の空き家は今、何棟あるの?
一宮市内の空き家(このうち居住世帯のない住宅)は、直近の調査で16,920棟とされています(一宮市空家等対策計画 P.8 より)。
一見すると「そんなに多いのか」と驚かれるかもしれませんが、実はこの数字、5年前の調査と比べると減少しているのです。「空き家問題は年々深刻化している」というイメージをお持ちの方も多いと思いますので、少し意外に感じられるのではないでしょうか。
## なぜ空き家の総数が減ったの?
一宮市空家等対策計画では、この減少の背景として、老朽化した空き家の除却(解体)が進んだこと、そして空き家バンクや民間の売買・賃貸市場を通じて活用される住宅が増えたことが挙げられています(一宮市空家等対策計画 P.9 より)。
つまり「空き家が減った=空き家問題が解決した」というわけではなく、危険な空き家が壊されたり、持ち主が動いて手放したりした結果としての減少なのです。数字だけを見て安心してしまうのは、少し早計かもしれません。
## 減ったのに、なぜ「対策計画」が必要なの?
ここが今回いちばんお伝えしたいポイントです。
総数が減ったとしても、その内訳を見ると「今後も適切な管理がされる見込みのない空き家」、いわゆる“特定空家等”予備軍は依然として一定数存在しています(一宮市空家等対策計画 P.11 より)。
つまり、市全体では減少していても、
- 相続人が遠方に住んでいて手が回らない実家
- 所有者がご高齢で、判断や手続きが難しくなっているケース
- 「そのうち何とかしよう」と先送りにされている家
といった、個々のご家庭の事情を抱えた空き家は、むしろ潜在的に増え続けている可能性があるのです。統計上の総数だけでは、こうした一件一件の実情までは見えてきません。
## 地域によって空き家の増減に差はあるの?
一宮市空家等対策計画では、市内を複数のエリアに分けて空き家の分布状況を分析しており、旧市街地の密集した住宅地と、郊外の住宅団地、農村部とでは、空き家が発生する背景や特徴が異なると指摘されています(一宮市空家等対策計画 P.14 より)。
たとえば、
- 昔からの住宅密集地では、道路が狭く再建築が難しいために活用が進みにくい
- 郊外の団地では、入居世帯の高齢化がまとまって進み、今後空き家が急増する懸念がある
- 農村部では、広い敷地や納屋・蔵などを含む古い家屋の管理負担が大きい
といった違いがあり、「市全体で減っているから自分の地域も大丈夫」とは言い切れないのが実情です。ご実家のある地域が、これから空き家が増えやすいタイプのエリアなのかどうかを知っておくことは、将来への備えとしてとても大切です。
## 数字が減っている今こそ、何をすればいいの?
一宮市全体の空き家数が減少傾向にあるということは、市としての取り組みが一定の効果を上げているとも言えます。しかし、それは「誰かが動いたから」減った数字であり、何もしなければご実家が「動かない側」に残ってしまう可能性は十分にあります。
- ご実家が今どういう状態にあるのか
- ご家族の中で今後どうしたいという方向性があるのか
- 空き家バンクや売却・賃貸といった選択肢のうち、どれが合っているのか
こうしたことを、まだ余裕のある今のうちに整理しておくことが、将来のご家族の負担を大きく減らすことにつながります。
一宮市の空き家問題・ご実家のご相談は、株式会社PTアイランド(いちのみや空き家相談所)へお任せください。
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